こんにちは!
今日も前回から引き続き、立位アライメントを評価する上でのポイントについてお話ししたいと思います。前回の内容は、立位アライメントを評価する上でのポイント①~正常な姿勢アライメントから考える~を参考にしていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。
前回は立位姿勢の正常アライメントと見る視点を中心にお話しさせていただきました。そこで、今回は立位姿勢のパターン分類で有名な、Kendallの分類を基に展開したいと考えています。
<Kendallの分類>
Kendallの分類は主に5つの姿勢パターンに分けられます。そこで、それぞれ分類別の特徴について解説していきます。
A.標準型(ノーマル)
B.彎曲増強型(カイホロードシス)
姿勢の特徴:頭部前方位(頸椎過伸展)・胸椎後彎の増強・腰椎前彎の増強・骨盤前傾・股関節屈曲・膝関節過伸展
過緊張の筋:斜角筋、肩甲挙筋、前鋸筋、胸筋群、僧帽筋上部繊維、腸腰筋、大腿四頭筋
弱化している筋:脊柱起立筋群(胸腰部)、外腹斜筋、殿筋群、僧帽筋中部繊維
C.脊椎平坦型(フラットバック)
D.スウェイバック
E.腰椎過前彎型(ロードシス)
今日も前回から引き続き、立位アライメントを評価する上でのポイントについてお話ししたいと思います。前回の内容は、立位アライメントを評価する上でのポイント①~正常な姿勢アライメントから考える~を参考にしていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。
前回は立位姿勢の正常アライメントと見る視点を中心にお話しさせていただきました。そこで、今回は立位姿勢のパターン分類で有名な、Kendallの分類を基に展開したいと考えています。
<Kendallの分類>
| 出典:小学校高学年の立位姿勢とその特徴 |
A.標準型(ノーマル)
矢状面における重心線:耳垂-肩峰の前方-大転子-膝蓋骨後面-外果の3cm前方
B.彎曲増強型(カイホロードシス)
姿勢の特徴:頭部前方位(頸椎過伸展)・胸椎後彎の増強・腰椎前彎の増強・骨盤前傾・股関節屈曲・膝関節過伸展
過緊張の筋:斜角筋、肩甲挙筋、前鋸筋、胸筋群、僧帽筋上部繊維、腸腰筋、大腿四頭筋
弱化している筋:脊柱起立筋群(胸腰部)、外腹斜筋、殿筋群、僧帽筋中部繊維
C.脊椎平坦型(フラットバック)
姿勢の特徴:頭部前方位・上部胸椎後彎・下部胸椎平坦・腰椎平坦・骨盤軽度後傾・股関節過伸展・膝関節過伸展
過緊張の筋:腹直筋、腹横筋、内外腹斜筋、ハムストリングス
弱化している筋:脊柱起立筋、腸骨筋
過緊張の筋:腹直筋、腹横筋、内外腹斜筋、ハムストリングス
弱化している筋:脊柱起立筋、腸骨筋
D.スウェイバック
姿勢の特徴:頭部前方位・胸椎後彎・骨盤後傾・股関節過伸展・膝関節過伸展
過緊張の筋:内腹斜筋、大腿筋膜張筋、ハムストリングス
弱化している筋:外腹斜筋、脊柱起立筋群、大殿筋、大腿四頭筋
過緊張の筋:内腹斜筋、大腿筋膜張筋、ハムストリングス
弱化している筋:外腹斜筋、脊柱起立筋群、大殿筋、大腿四頭筋
E.腰椎過前彎型(ロードシス)
姿勢の特徴:頸椎過伸展・胸椎後彎・腰椎前彎の増強・骨盤前傾・膝関節過伸展
過緊張の筋:脊柱起立筋群(胸腰部)、腸腰筋、大腿四頭筋
弱化している筋:腹直筋、内外腹斜筋、脊柱起立筋群(腰仙部)、大殿筋
これらはあくまで参考程度にしかならないかとは思いますが、姿勢分析に苦手さがある方は、まずはこの分類に当てはめてみると良いかと思います。そして、筋活動にどのような変化がみられているのかを考え、実際にアプローチをしてみて、どういった結果が得られるかを再評価することが第一歩だと考えています。
しかし、これらはあくまで観察による分析にしかなりません。これらの分析結果に加えて、ROM-TやMMTといった標準化された評価やOberTestやThomasTest等といった整形外科テストの結果を組み合わせて推論することで、より質の高い評価と治療ができると考えています。実際に私自身も担当理学療法士とこれらの評価内容を共有しながら、実際の治療に結びつけています。
現場の作業療法士を見ていて、こういった姿勢分析や動作分析の結果のみに頼っている方が多い印象があります。そのため、観察評価はあくまで観察評価であることを忘れないように心掛けることが大切です。そして、毎回の診療で必ず姿勢や動作を評価する習慣をつけることで、これらの分析の質が高まっていくと感じています。めんどくさいことではありますが、専門職として仕事をする上では非常に大切なことだと考えています。
今回と前回の計2回に分けて、立位アライメントを評価する上でのポイントについてお話していきました。「なぜこういった姿勢なのか?」「どうしたら動作が改善するのか?」といった疑問を持ち続けることが重要です。そして、今回お話しした内容と照らし合わせてみると、何かヒントになるかもしれません。立位アライメントの分析は、生活動作を評価する上での土台になると思いますので、是非参考になればと思います。
では今日はこの辺で。
過緊張の筋:脊柱起立筋群(胸腰部)、腸腰筋、大腿四頭筋
弱化している筋:腹直筋、内外腹斜筋、脊柱起立筋群(腰仙部)、大殿筋
これらはあくまで参考程度にしかならないかとは思いますが、姿勢分析に苦手さがある方は、まずはこの分類に当てはめてみると良いかと思います。そして、筋活動にどのような変化がみられているのかを考え、実際にアプローチをしてみて、どういった結果が得られるかを再評価することが第一歩だと考えています。
しかし、これらはあくまで観察による分析にしかなりません。これらの分析結果に加えて、ROM-TやMMTといった標準化された評価やOberTestやThomasTest等といった整形外科テストの結果を組み合わせて推論することで、より質の高い評価と治療ができると考えています。実際に私自身も担当理学療法士とこれらの評価内容を共有しながら、実際の治療に結びつけています。
現場の作業療法士を見ていて、こういった姿勢分析や動作分析の結果のみに頼っている方が多い印象があります。そのため、観察評価はあくまで観察評価であることを忘れないように心掛けることが大切です。そして、毎回の診療で必ず姿勢や動作を評価する習慣をつけることで、これらの分析の質が高まっていくと感じています。めんどくさいことではありますが、専門職として仕事をする上では非常に大切なことだと考えています。
今回と前回の計2回に分けて、立位アライメントを評価する上でのポイントについてお話していきました。「なぜこういった姿勢なのか?」「どうしたら動作が改善するのか?」といった疑問を持ち続けることが重要です。そして、今回お話しした内容と照らし合わせてみると、何かヒントになるかもしれません。立位アライメントの分析は、生活動作を評価する上での土台になると思いますので、是非参考になればと思います。
では今日はこの辺で。
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