こんにちは!
今日は昨年参加をさせていただいた熊本作業療法学会について少しお話しできればと思います。今年は残念ながら仕事へ行かなければならず参加することができませんでした。せめて島津先生の公開講演は聞きたかったですがしかたない。
昨年の教育講演が非常におもしろく感想を記していたためブログでもかいつまんでお話しできればと思います。
第14回熊本作業療法学会では元田先生が教育講演を行われました。
元田先生は自分の母校の先輩であり、現在は様々な施設の運営を中心に活動されています。講演会の時間は1時間半程度でしたが勉強になるお話がたくさんあり、あっという間の時間でした。
講演会のテーマは「地域における作業療法士の関わり」です。作業療法士と地域はこの高齢者社会において非常に重要な役割を担っているため、最前線で活躍されている元田先生は、現在どのような活動をされているのか興味深いものでした。
お話の中でとても印象に残った言葉は、作業療法士は「生活」をみなければいけないが、「暮らし」を含めてみる視点をもってほしい、というものです。ここからは僕の解釈ですが、「生活」は、対象者の方が生きる上で最低限必要なもので、「暮らし」は、その人らしい生活のことだと思います。この「暮らし」をみて、その人らしい生き方のお手伝いをすることが作業療法士のあるべき姿なのかなと感じました。この「暮らし」というのは、生きがいともリンクしていて、例えるなら魚釣りに行くことかもしれないし、パチンコに行くことなのかもしれません。それは十人十色です。これらの生活をみるためには教科書通りの知識だけでは難しいです。そのためには知識だけでなく知恵も必要ですし、自分自身の生き方も反映されるのかもしれません。やっぱり作業療法士は人間力なんだなとつくづく思いました。
以上簡単にですが講演について僕が考えたことをお話しさせていただきました。
あとは皆さんがどのような治療をしているのか口述発表で学ばせていただきました。発表者は2〜3年目の方が多かったかなと思います。ハンドセラピーにおいては、臨床にでてほとんど勉強をしていなかったので学ぶことが多々ありました。
口述発表の感想ですが、講演会の内容ともかぶるのですがその人らしい生活に焦点を当てて治療や支援を行なっている方が多かった印象でした。対象者の趣味や家での生活を考えながら介入することの重要性を再認識させられました。
最後に僕が最近の作業療法士について思うことがあるので少しお話させていただきます。
今回の口述発表でも感じたのですが、他の病院や施設で働いている作業療法士さんとお話をする際によくでてくるワード「日常生活動作練習」。
この日常生活動作練習というものは、トイレや食事といった日常生活に関わる動作をリハビリの時間や実際の場面で練習するという訓練です。
この日常生活動作練習は、作業療法士としてはごく一般的な訓練です。でもこの訓練の方法において疑問を思うことがあります。それは、その方がなぜできないのかを考えている作業療法士が少ないのではないかということです。できないから練習をします、と答える作業療法士が多すぎます。僕たち専門家はなぜできないのかを分析することが得意なはずなのに。
僕が考える日常生活動作ができない方の治療・援助方法は、
①なぜできないのかを分析して必要な能力を訓練する。
②その方の現在の能力からどのようにしたらできるようになるのか分析して指導する。
③困難な動作に対して適した道具を作成または購入を行いその方に提供する。
主にこの3つだと考えています。③を行なっている作業療法士は多いのですが、①②を怠っている方が多いと感じています。
ただの動作練習であれば、僕たちではなくてもできると思います。そして、ただ動作練習をすれば良いので簡単だと思います。それでは僕たち専門家の意味がありません。
これらのことを怠っている作業療法士が増えた要因として、僕が考えるのは今作業療法士協会が力を入れているMTDLP(また後日お話しようと思っています)の解釈の問題と、生活行為の向上を短絡的に解釈していることだと思います。そのため、生活動作を分析する視点、すなわち機能面をみることを忘れている作業療法士が増えてしまったと考えています。
いわゆる機能面をみる、ということは難しいです。それって理学療法士の仕事じゃないの?っていう方もいます。でも、機能面をみることができないと生活行為に対する治療はできないのです。機能面をみないということは機能面から逃げているということです。
今僕は職場の上司からこれらの考え方について批判をされることがあります。でも、僕からしたら生活行為を獲得するためには機能面を知ることも必要だと思うのです。機能を知らないと生活行為の分析はできないのですから。
今の1〜3年目あたりの方は学校でも「生活をみなさい。」と言われてきていると思います。ただ、生活をみることだけでなく、その元となる機能含めた分析をできるようになってほしいと思います。僕もまだまだ勉強中です笑。
以上簡単ですが僕が今思っていることをお話しさせていただきました。ただ、これは一作業療法士の一意見だと思ってください。いろんな考え方があっていいと思うのですが、この仕事を続ける以上、逃げで勉強をしないことだけは避けていただきたいです。
今回は昨年の作業療法学会のお話だけしようと思っていたのですが少し脱線しちゃいましたね。でもいずれはこのブログでお話しようと思っていたことなので良かったのかなと思います。僕もまだまだぺーぺーなのでもっともっと勉強をしないといけないと思っています。
もうすぐ新年度が始まりますね。次はこれから作業療法士として働く方に向けてお話しできればと思います。
では今日はこの辺で。
今日は昨年参加をさせていただいた熊本作業療法学会について少しお話しできればと思います。今年は残念ながら仕事へ行かなければならず参加することができませんでした。せめて島津先生の公開講演は聞きたかったですがしかたない。
昨年の教育講演が非常におもしろく感想を記していたためブログでもかいつまんでお話しできればと思います。
第14回熊本作業療法学会では元田先生が教育講演を行われました。
元田先生は自分の母校の先輩であり、現在は様々な施設の運営を中心に活動されています。講演会の時間は1時間半程度でしたが勉強になるお話がたくさんあり、あっという間の時間でした。
講演会のテーマは「地域における作業療法士の関わり」です。作業療法士と地域はこの高齢者社会において非常に重要な役割を担っているため、最前線で活躍されている元田先生は、現在どのような活動をされているのか興味深いものでした。
お話の中でとても印象に残った言葉は、作業療法士は「生活」をみなければいけないが、「暮らし」を含めてみる視点をもってほしい、というものです。ここからは僕の解釈ですが、「生活」は、対象者の方が生きる上で最低限必要なもので、「暮らし」は、その人らしい生活のことだと思います。この「暮らし」をみて、その人らしい生き方のお手伝いをすることが作業療法士のあるべき姿なのかなと感じました。この「暮らし」というのは、生きがいともリンクしていて、例えるなら魚釣りに行くことかもしれないし、パチンコに行くことなのかもしれません。それは十人十色です。これらの生活をみるためには教科書通りの知識だけでは難しいです。そのためには知識だけでなく知恵も必要ですし、自分自身の生き方も反映されるのかもしれません。やっぱり作業療法士は人間力なんだなとつくづく思いました。
以上簡単にですが講演について僕が考えたことをお話しさせていただきました。
あとは皆さんがどのような治療をしているのか口述発表で学ばせていただきました。発表者は2〜3年目の方が多かったかなと思います。ハンドセラピーにおいては、臨床にでてほとんど勉強をしていなかったので学ぶことが多々ありました。
口述発表の感想ですが、講演会の内容ともかぶるのですがその人らしい生活に焦点を当てて治療や支援を行なっている方が多かった印象でした。対象者の趣味や家での生活を考えながら介入することの重要性を再認識させられました。
最後に僕が最近の作業療法士について思うことがあるので少しお話させていただきます。
今回の口述発表でも感じたのですが、他の病院や施設で働いている作業療法士さんとお話をする際によくでてくるワード「日常生活動作練習」。
この日常生活動作練習というものは、トイレや食事といった日常生活に関わる動作をリハビリの時間や実際の場面で練習するという訓練です。
この日常生活動作練習は、作業療法士としてはごく一般的な訓練です。でもこの訓練の方法において疑問を思うことがあります。それは、その方がなぜできないのかを考えている作業療法士が少ないのではないかということです。できないから練習をします、と答える作業療法士が多すぎます。僕たち専門家はなぜできないのかを分析することが得意なはずなのに。
僕が考える日常生活動作ができない方の治療・援助方法は、
①なぜできないのかを分析して必要な能力を訓練する。
②その方の現在の能力からどのようにしたらできるようになるのか分析して指導する。
③困難な動作に対して適した道具を作成または購入を行いその方に提供する。
主にこの3つだと考えています。③を行なっている作業療法士は多いのですが、①②を怠っている方が多いと感じています。
ただの動作練習であれば、僕たちではなくてもできると思います。そして、ただ動作練習をすれば良いので簡単だと思います。それでは僕たち専門家の意味がありません。
これらのことを怠っている作業療法士が増えた要因として、僕が考えるのは今作業療法士協会が力を入れているMTDLP(また後日お話しようと思っています)の解釈の問題と、生活行為の向上を短絡的に解釈していることだと思います。そのため、生活動作を分析する視点、すなわち機能面をみることを忘れている作業療法士が増えてしまったと考えています。
いわゆる機能面をみる、ということは難しいです。それって理学療法士の仕事じゃないの?っていう方もいます。でも、機能面をみることができないと生活行為に対する治療はできないのです。機能面をみないということは機能面から逃げているということです。
今僕は職場の上司からこれらの考え方について批判をされることがあります。でも、僕からしたら生活行為を獲得するためには機能面を知ることも必要だと思うのです。機能を知らないと生活行為の分析はできないのですから。
今の1〜3年目あたりの方は学校でも「生活をみなさい。」と言われてきていると思います。ただ、生活をみることだけでなく、その元となる機能含めた分析をできるようになってほしいと思います。僕もまだまだ勉強中です笑。
以上簡単ですが僕が今思っていることをお話しさせていただきました。ただ、これは一作業療法士の一意見だと思ってください。いろんな考え方があっていいと思うのですが、この仕事を続ける以上、逃げで勉強をしないことだけは避けていただきたいです。
今回は昨年の作業療法学会のお話だけしようと思っていたのですが少し脱線しちゃいましたね。でもいずれはこのブログでお話しようと思っていたことなので良かったのかなと思います。僕もまだまだぺーぺーなのでもっともっと勉強をしないといけないと思っています。
もうすぐ新年度が始まりますね。次はこれから作業療法士として働く方に向けてお話しできればと思います。
では今日はこの辺で。
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