こんにちは。 もうすぐ4月になりますね。今、世の中はCOVID19によるパンデミックにより非常に大変な状況におかれています。僕の職場でも今まで以上に感染症の対策を行い、対象者や利用者の方々が安心して利用できるように徹底しています。このネット社会、様々な情報に踊らされないように、正しい情報・必要な情報を、適切にピックアップすることが重要だと思っています。自分自身の身を守るために、そして自分以外の人に迷惑をかけないために、それぞれが意識をもって生活することが大切だと思います。 さて、今日は昨年もお話ししたテーマと似た内容になるかもしれませんが、この春から理学療法士・作業療法士・言語聴覚士になる方々へ、僕なりのメッセージを送りたいと思います。国家試験に合格した皆様、まずは合格おめでとうございます。そして、これからともに、リハビリテーション業界を盛り上げていきましょう。今年度は惜しくも不合格となってしまった皆様、この結果がすべてではありません。勝負は臨床に入ってから、です。この先、何年もあるわけですので、決して悲観せずに前を向き、また1歩ずつ歩みを進めていただければと思います。勝負は今だけでなく、10年後、20年後です。それぞれのスタートに向けて、1歩ずつ前進していきましょう。 まず、最初にこのリハビリテーション業界の未来についてのお話をしたいと思います。今年度学校を卒業される皆様はどのような将来が待っていると考えているでしょうか。情報に敏感な方は大方予想できていると思います。養成校が乱立している昨今、需要と供給のバランスが確実に崩れてきています。特に理学療法士の世界では、10年前と比べて求人の数が明らかに減少しているといえます。そのため、例えば10年後どのようになっているのかを仮定すると、もしかしたら平均賃金が減少しているかもしれません。もしくは、インセンティブな要素を組み込まれた給与体制や歩合制になっているかもしれません。確実にどうなるとは言えませんが、一つだけ言えるとすれば、生き残りをかけた戦いがもうすでに始まっているということです。 しかし、これからこの業界で働く皆様、絶対に悲観しないでください。なぜなら、これからは年功序列から実力主義の社会に変わっていく可能性が高いためです。例えば、10年目の先輩や20年目の先輩にも、実力をつければ勝つ...
ステップアップリハ研究所主宰、作業療法士。臨床における知識や技術、子育てや健康に関する情報を中心に発信します。