スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2月, 2019の投稿を表示しています

関節可動域の基本の「き」①

こんにちは!  今日は作業療法士・理学療法士の基本である「関節可動域」についてお話をしようと思います。  関節可動域の評価は学生のときに1番最初に習う技術だと思います。療法士のみなさんは当たり前に身につけている技術だと思います。  ただ、当たり前すぎて基本的なところをおろそかにしていませんか?  新人の方や2年目の方は、なぜ制限が起きるのかや制限のメカニズムについて知らないことも多いかもしれません。  なので本日は「関節可動域」について基本的なお話をしようと思います。 まず、関節可動域制限を引き起こす要因として、 ①筋肉や腱の短縮 ②関節包の短縮 ③関節包内の異常運動 ④皮膚の瘢痕化や癒着 ⑤骨同士のぶつかり ⑥疼痛 などなど挙げればきりがないのですが、主に以上の6つが挙げられます。 これらのことを踏まえた上で、どこに問題があり改善すべきかを評価する必要があります。ただ、制限があるからといって闇雲に関節可動域練習を行っても改善にはつながらず、むしろ疼痛や拘縮を助長しかねません。  ではどのようにして評価を行い判断を行うのかを簡単にお話しします。  筋性拘縮の場合  1.エンドフィール時に少し抵抗を加えるだけで可動域が拡大できる。  2.エンドフィール時に筋肉にハリがある。  3.筋肉のストレッチを行なった後に可動域に改善がみられる。  関節性拘縮の場合   1.エンドフィール時に筋性拘縮の評価時よりも強い抵抗を加えた際に可動域が拡大する(硬いゴムのような感覚です)。   2.関節間を動かした(モビライゼーション)際に可動域に改善がみられる。  皮膚性拘縮の場合   1.皮膚を動かした際に他の場所の皮膚と比べて明らかな硬さがある。   *手術後の方によくみられます。  骨同士のぶつかりの場合   1.どんな抵抗を加えても可動域に変化がない。   2.エンドフィール時に硬い抵抗感でなにかぶつかるような感覚を感じる。  以上簡単にですが、関節可動域制限の要因を評価するポイントをまとめました。 ...

そもそもステップアップリハって?

こんにちは!  今日はこのブログのタイトルでありますステップアップリハの由来についてお話ししたいと思います。  まず僕が日々臨床で作業療法士として働く場面以外でなにかアクションを起こしたいと考えていたことがこのブログの始まりとなります。このブログを通じて僕の考えや思いをお伝えしたいということ。そして、このブログから少しでも皆さまのヒントや気づきにつながればこのブログを始めた意義があると考えています。また、ブログを書くことで僕自身の成長にもつながればなと思っています。 このブログのタイトルについて少し細かくお話ししますと主に3つのテーマがあります。 ①リハビリテーションプログラムを構築する ②対象者の皆さまの生活をプランニングする ③自分自身の生活をより彩のあるものにする ①は作業療法士だけでなく理学療法士や言語聴覚士の皆さまに向けてのテーマです。誰にでも同じような定型的なプログラムを行うのではなく、それぞれの対象者に合わせてリハビリテーションを構築することが大切であるとの考えから1つ目のテーマとしました。 ②は作業療法士に向けてのテーマです。対象者のみなさんは十人十色の生活様式をもっています。どのような生活がその人らしさなのかを考えながら、アプローチを行う必要があるとの考えから2つ目のテーマとしました。 ③は療法士だけでなく、すべての方々に向けてのテーマです。僕は生きるということにおいて、幸せの価値観というのものをとても大切にしています。自分自身の生活においてなにが幸せなのか。どのような人生でありたいのか。ただ何も考えずに時が過ぎていくのは嫌だという思いから、このブログを読んでくださる皆さまにも、自分自身の生活について見つめる機会になればと思い3つ目のテーマとしました。  この3つ目のテーマについてはまだあまり触れていませんが、今後頻繁にお話しすることがあるかと思います。自己啓発?ではないのですが、人生のあり方について考える機会がつくれればなと考えています。テーマとしては3つ目になるのですが、ある意味1番重要かもと考えています笑。  簡単にですが、今日はこのブログのタイトルについてお話しさせていただきました。この3つのテーマをもとに今後ブログの方でお話ししていこうと考えています。仕...

ステップアップリハ発足!

初めまして!こんにちは! 熊本県北部の小さな病院で作業療法士をしています。 普段は脳卒中や骨折後の方や発達障害のある方へのリハビリテーションを中心に行なっています。 僕がこのブログを始めたのは主に3つの目的があります! ①日々の診療に悩むセラピストに向けて。 ②子育てに悩む親御さんに向けて。 ③将来セラピストを目指している学生さんに向けて。 また、日々の生活で悩んでいる方や健康的な身体づくりを目指している方々にもこのブログがなにかヒントになればなと思っています!! これだけ幅広い方に向けてのブログをなぜ作業療法士が?と思われる方もいるかと思います。 それは作業療法士がライフスタイルデザイナーであるべきと考えているからです。 現在多くの作業療法士は病院や施設で働いている方がほとんどです。僕も含めて。 でもこれからの社会もっと広く見ていかなければいけないと思うんです。 次の記事では作業療法士とはなんぞや?ってところを中心に話していきたいと思います。 これからどんどん記事を書く予定ですのでよろしくお願いします!!